2020年度 小学校でプログラミング教育必修化
2020年度の小学校でのプログラミング教育必修化を機に、関心度急上昇中の『子供向けプログラミング』
その中でも、MIT(マサチューセッツ工科大学)で開発され、全世界で広く活用されているのが、ビジュアルプログラミング言語”Scratch (スクラッチ)”です。
2020年度小学校でプログラミング教育必修化とは言われているものの、その内容は未だ定まっておらず、現場の先生方も何をどうしていいのかわからない試行錯誤の状況が続いている訳ですが、文部科学省がScratchをまねて作った”プログラミン”という言語やその他さまざまなプログラミング言語がある中で、それでは、なぜScratch (スクラッチ)なのでしょうか?
実際に小学校の『新学習指導要領』で定められている2つの学習活動
- 児童がコンピュータで文字を入力するなどの学習の基盤として必要となる情報手段の基本的な操作を習得するための学習活動(タイピングなどのコンピューターの基本スキル)
- 児童がプログラミングを体験しながら、コンピュータに意図した処理を行わせるために必要な論理的思考力を身に付けるための学習活動(コンピューターを動かすための考え方=論理的思考力)
新学習指導要綱中の (1)プログラミング教育のねらい は、次のように結ばれております。
Scratchでプログラミングを学ぶ!
まず、なぜScratchなのかみてみましょう。
こども向けビジュアルプログラミング言語Scratch (スクラッチ)って?
「Scratch(スクラッチ)」は、マサチューセッツ工科大学のMedia Lab(メディアラボ)が開発した子ども向けビジュアルプログラミング言語で、『子供たちは遊びながら学ぶことで独創的に考える力が養われる』という考えの元で”クリエイティブな考え方のできる子供を育てる”ことを目的に、LEGOマインドストームの開発者としても有名な、ミッチェル・レズニック教授の研究グループで開発されました。
※ビジュアルプログラミング言語では、文字の羅列によるcodeスタイルでプログラムするのではなく、コードの中身は見せずに視覚的に分かり易くカプセル化したブロックパーツを組み立てるように並べることでプログラミングを行います。
下の例を見てみましょう。プログラミング学習の第一歩ともいうべき、"hello,world"という文字を画面に表示するプログラムをスクラッチで表すとこうなります。
『緑の旗がクリックされたら、”こんにちは!”と表示しなさいょ』
のように命令(プログラミング)し、実際に”緑の旗をクリック(実行)する”ことにより
上図のように実行結果が”こんにちは!”と表示されます。
Scratch (スクラッチ)の良さは、とにかく余計なことを考えずに、直観的・視覚的にプログラムできるという点です。英単語や、プログラミング言語特有の文法を覚えることなく、楽しみながらプログラミングの基本的な概念を学べる素晴らしい言語です!
また、基本的にキーボードを使うのは文字や数値を入力する場合に限られ、それ以外はマウス操作で行えるのもパソコンのスキルに依存しない点でも優れています。
Scratch (スクラッチ)で学ぶメリット
- わかりやすいビジュアルプログラミング言語であるということ
- パソコンのスキルにあまり左右されずに勉強できる。
- ビジュアル的にとらえるので、正負の+とーをキャラクターの右側と左側、上側と下側というように数直線としてとらえる感覚を学べる。
- 角度や座標などを視覚的にとらえられるので、算数・数学・物理などのいわゆるSTEM教育に適している。
- ビジュアルプログラミング言語のデファクトスタンダードたる地位を築いていること
- タブレット・パソコンの両方に対応しており、ネット環境がなくても取り組めること
- 他の人たちが作ったプログラミングの中身を見て勉強できること
- リミックスという機能を用いて、他人が作ったプログラムを自分なりにカスタマイズできること
- ジュニアプログラミング検定で、子供のプログラミング理解度を客観的に測ることができること
Scratch (スクラッチ)で学ぶデメリット
初心者がプログラミング的な思考法を簡単に学ぶという点においてはあまりデメリットを感じないが、本格的にプログラミングを学ぼうとした際には、ソースコードとのギャップが大きく挫折する可能性も多々あろうかと・・・できれば、Scratchで作ったプログラミングをほかの言語のソースコードとしてみる機会を作ることで相乗効果も生まれると思います。
どのように学ぶの?
Scratch (スクラッチ)はとてもわかりやすく、リミックスと呼ばれる他人の書いたプログラムを自分なりにカスタマイズできる機能もあるので、簡単に学習することができます。ただ、ここに落とし穴があって、他人の書いたプログラムを簡単に共有できるということは、目的意識を持たずに取り組むと、ただ単に、他人が作ったプログラムでゲームを楽しむだけに終始してしまいがちになります。
実際に子供たちにScratch(スクラッチ)やマインクラフトなどでプログラミングを教えていると、ちゃんと目的意識をもって取り組ませないと、遊ぶことだけに夢中になってしまうお子さんが多いのは実感としてよくわかります。
わかりやすくいろいろ簡単にできるだけに、逆にちゃんと順序だてて理解させないと、Scratch (スクラッチ)というソフトを使いこなす技術だけは習得するが、一番大事なプログラミングにおける思考方法という、今の時代に一番求められている思考法を学ぶまでに至らないケースも考えられます。せっかく時間も労力もお金も使って新しいことを学ぼう・学ばせようとするのであれば、プログラマー経験のある講師にきっちりと学ばせるのが最良の手段ではないでしょうか?
習熟度ってどう判断すればいいの?
確かに、塾での勉強のように、点数という目に見える形で習熟度を測ることは難しいと思います。
パソコンのスキル・タイピング・検索能力・論理的思考力・プログラミング技術・・・実際に教えている講師であれば習熟度の判断はできますが、客観的な数字でお見せすることは難しいのが現状です。そこで、そんなニーズにこたえて、いま、ジュニアプログラミング検定という試験が開催されております。
360Laboも、ジュニアプログラミング検定の認定会場に認定されておりますので、プログラミングの習熟度を全国レベルで計ることも可能です。
本コースでは、ジュニアプログラミング検定試験に対応できるようカリキュラムを組んでおりますので、ある程度プログラミングに慣れてきたら、受験をおすすめしています。
近年では、ジュニアプログラミング検定資格を、英検同様、受験の際の加点対象とする学校も増えており、中学受験時などは特に、皆さんこぞって受験されるようになってきました。
みらい実験室 360Labo (ミロラボ )では、
現役プログラマーかつ教えるスキルを持った講師が、『プログラミング教室はパソコン教室』、『プログラミングと英語は親和性が高く、英語がわかればプログラミングの理解も進む』という考えの元で、現代に求められるITリテラシー・論理的思考法というものを、初歩の初歩からきっちりと教えます。
誰でも最初は初心者!初めてのパソコンでも安心してご受講ください!
「タブレットは使ってるんですけど、パソコンは全く触ったことがなくて・・・」「プログラミングも全くはじめてで・・・」とご心配される保護者の方もみえますが、『♪♬誰でも最初は初心者なんだから・・・(^^♪』(歌:WANIMA タイトル”やってみよう”)という曲をご存知でしょうか?そう、誰でも最初は初心者なんです!それがお子様でも、おばあちゃんでも最初はみんな初心者なんです。そういう方に、できるようになった満足感や達成感、さらなる意欲とたまの挫折感・・・そういうものを与え人生の何かしらの糧としていただける人たちを、先生と呼ぶんじゃないでしょうか?
プログラマーとして人間として培った経験と体験を通して、個々人にあわせた配慮とオリジナルのカリキュラム・手厚いサポートをもって臨みます!パソコン初心者もきっと大人顔負けのキッズプログラマーになることでしょう(笑)
『♬~はじめよう やってみよう 誰でも最初は初心者なんだから・・・~♪』のスピリッツで何事にもチャレンジして欲しいと思います!
さぁ、始めよう!!
詳しくは、みらい実験室 360Labo ( ミロラボ )|奈良県桜井市 までお問い合わせください。
勝手に”私のテーマ曲”にしてます(笑)まだ聴いたことのない方は、聴いてみてはいかがでしょう( ´艸`)
WANIMA 『やってみよう』
正しいより 楽しい
正しいより 面白い
やりたかったこと やってみよう
失敗も思い出
はじめよう やってみよう
誰でも最初は 初心者なんだから
やったことないことも やってみよう
苦手な相手とも 話してみよう
知らなかったこと 見たことないもの あたらしい 楽しい
悲しいときは 笑って
寂しいときは 声出して
雨はいつまでも 続かない
土砂降りも楽しもう
踏み出そう よじ登ろう
高い山ほど 絶景が待ってるから
遠回りの道を 選んでみよう
険しい峠には 何かがあるさ
ありえなかったこと 出会わなかった人
あぶなっかしい 楽しい
振り返るより 振り向いて
掘り返すより 掘り出して
過ぎた話は ほどほどに
今の話をしよう
恐れず 迷わず
同じ今日という日は 二度とないんだから
明日よりも今日に はじめよう
知らなかった自分と 一緒に走ろう
思い立った日が 思いついた日が
そこが スタートだ
青いより 青い 空もそうさ
同じに見えて いつも違う
どんな人だって同じじゃないさ
空気なんて読まない
やってみよう
正しいより 楽しい やってみようか
倒れるなら 前に倒れよう
やって後悔などすることないさ
理由なんていらない
やってみよう
やってみよう
やってみよう
やってみよう
やってみよう
歌:WANIMA
詩:篠原誠
曲:イギリス民謡